健康と難聴 ~認知症との関係~
年をとれば誰でも耳の聞こえは低下します。
最近の研究では認知症のひとつの原因となるとの結果が示されました。
主な理由は、会話が不自由となることによるコミュニケーションの不足です。
コミュニケーションが不足すると、孤立感、不安、憂鬱、意欲の減退、楽しみの制限など起こる可能性があります。
そうすると、社会との関わりが少なくなり精神的健康にも影響を与え、認知機能の低下をもたらすことがあります。
ただし、難聴になったからといってすぐに認知症になるわけではありません。
聞こえに不安を感じた場合は、まず耳鼻咽喉科等医療機関で診ていただき、補聴器が有効である場合は選択のひとつとして考えると良でしょう。